ぎょうけんの投資ブログ

主に株式市場に関して思いついたことを記入しています

2019-01-01から1年間の記事一覧

終身雇用と年功序列の見直しは1石4鳥である

先日、キリンホールディングスで過去最高益にもかかわらず早期退職の募集を実施するということに関するコメントを書いたが、他の大企業でも続々と早期退職の募集をし始める状況になっている。また、年功序列についても大方の予想通り見直しになり、どうやら…

株式市場でバブルは発生するか

先週のモーサテで「2~3年後にはアメリカでバブルが発生するかもしれない」などという特集が放送されていた。放送の内容を確認したが、あまり納得できなかった。というのも、私の考えではとても株式市場でバブルが発生する状況ではないと考えるからだ。 ま…

キリンビールのリストラについて

昨日、ダイヤモンドonlineのサイトで「キリンホールディングスと傘下のキリンビールが45歳以上の社員を対象とした早期退職の実施」という記事を発見した。この記事では、このリストラは景気がよいうちの先行実施型のリストラであるという旨の内容が記載さ…

米中貿易戦争の動向について

昨年の夏ごろからアメリカ側が中国からの輸入品に関税をかけることで始まった貿易戦争だが、当初の予想(すぐに中国側が白旗をあげる)に反して長期化かつ戦線の拡大が続いている。しかも、アメリカ側が先制攻撃で関税の引き上げや対象拡大をしても、中国側…

米国株式購入の最低手数料が大幅引き下げ

今月よりネット証券の大手3社が相次いで米国株式購入の最低手数料を大幅に引き下げ(ほぼ0円)にするようだ。理由としては、「これまで最低手数料の高さから米国株式には距離を感じていた顧客に米国株式を身近に感じてもらうため」と証券会社のホームペー…

維持が難しいのは終身雇用より年功序列の賃金

最近、経団連の会長やトヨタ自動車の社長から「終身雇用の維持が難しくなってきた」といった趣旨の話があり、ネット上ではかなり話題になっているが、本当に難しいのは終身雇用ではなく年功序列型の賃金体系ではないかと思っている。 理由をいくつか挙げてみ…

消費税増税の実施が濃厚になってきた

今年の10月に消費税が10%に上がることになっている。ただ、世間では消費税の増税は延期もしくは凍結になり、7月に衆参両院の同日選挙になるという話があちこちで聞かれる。 しかしながら、私は今年の10月の消費税増税は予定通りに実施される可能性が…

令和の時代はインフレになる

本日、平成から令和になった。平成時代を経済で振り返ると、バブル経済の崩壊から始まり、崩壊後はデフレ経済が現在まで継続し、株価も日経平均株価の値が平成元年の水準までは回復しなかったことから、不遇な時代だったといえる。 それでは、次の令和の時代…

アマゾンの中国撤退について

先日、アマゾンが中国市場から撤退したとのニュースがあった。このニュースでは、一時15%のシェアがあったが、中国の企業との競争に負けて、現在は0.5%ほどのシェアになってしまっていることが原因とのことだった。 アマゾンは「GAFA」と呼ばれるアメ…

「現代貨幣理論」MMTという経済理論が話題になっているが

いまアメリカでは「現代貨幣理論(MMT)」と呼ばれる経済理論が話題になっているようだ。この背景には、各国の中央銀行が大規模な金融緩和を行い、マネーの供給を大量に実施しているにも関わらず、物価が思ったように上昇しないことの説明が現在の主流の経済…

久しぶりにサッカー観戦をしました

3月17日に神戸のノエビアスタジアム神戸にて「ヴィッセル神戸VS清水エスパルス」の試合が開催されたので、観戦をしてきました。ヴィッセル神戸には、A・イニエスタ選手など海外で大活躍した外国人選手が数名在籍しているチームです。これらの選手は全盛期…

仮想通貨について思うこと

1年半前はビットコインなどのいわゆる仮想通貨の話がニュースなどで世間をにぎわせていたが、1年前ぐらいからどんどん価格が下落していき、とうとう最高値の5分の1程度になってしまった。このような価格の下がりかたをしてしまうと、当分の間、価格の回…

中国の経済成長率は今後大幅に低下する

BIS(国際決済銀行)が発表している資料によると、中国の民間と公務の債務の合計がGDP比で261%(2018年3月時点)になったようだ。その合計の債務の内訳は、政府が48%、民間企業が164%、家計が49%ということだった。 この債務の合計…

タンス預金の増加について

最近の日経新聞の記事に、「タンス預金が今現在でも増加している」というものがあった。投資をしている側としては、自宅などに現金を保管するという行動自体あまり理解ができなかったので、いろいろ調べてみると「将来への不安」や「銀行などに預金しても金…

アマゾンの今後について

アメリカのアマゾンについて、昨年の秋ごろにニューヨークに第二本社を建設するという報道があった。しかし、まだ3カ月しか経過していないにもかかわらず、地元の反対により撤回することになったというニュースが発表された。 この第二本社の建設にあたって…

外国人労働者受け入れ失敗は将来の政権交代につながるかも

前日のブログ記事では、ゾンビ企業が淘汰されると失業者が出てしまうが、これから日本は働き手不足になってくるので他の国より問題は少ないはずと記載した。 ただ気がかりな点もある。というのも、つい最近外国人労働者の受け入れ拡大を決めてしまった。この…

経済の回復にはある程度の金利が必要

前回の投稿で「金利」が低下することによりゾンビ企業が増加し、経済は停滞するという話をした。この問題の解決には、「金利」を適正水準にしてゾンビ企業を市場から退場させる、すなわち停滞している産業から成長している産業への金の流れを作る必要がある。…

中央銀行の金融緩和の弊害が明らかに

平成31年2月9日の日経新聞の1面記事「銀行融資危うい復調」を読んでかなり衝撃を受けた。 特に「日銀の分析によると地銀105行のうち過去3年間に貸出量を増やした銀行は、増やさなかった銀行よりも収益力が落ちていた。」「関東の別の地銀は信用金庫…

アメリカ株式市場に不吉な予兆?

2月5日のモーサテにおいて、ウオールストリートジャーナルの記事に「株式市場と債券相場が同時に上昇している。これは異常な状況であり、1月に回復した株式相場が大幅に反落に見舞われる前兆」というものがあったと報じていた。 これは、債券の投資家は今…

2月の株式市場の動向について

2019年もすでに1か月が経過し、2月になってしまった。先月は株価は順調に推移し、TOPIXは約5%ほど上昇したが、2月の株式市場は先月のように順調に推移するだろうか。 この予想を行うには、今週から多くの企業において発表される、第3四半期の…

2018年度第3四半期決算の発表と今後の株価推移について

今週から3月末決算の企業の2018年度第3四半期決算が発表されてくる。この決算の内容は、かなり重要になってくると考える。というのも、10月から12月は米中貿易摩擦の影響が大きく反映されることに加えて、特に12月の株価の急落が示唆するものが…

今年(2019年)の株式相場を予想してみた

日本のみならず世界中において、昨年の12月はかなり株価が下落し、今年の株価推移は厳しいものになりそうな感じがしていた。しかしながら、本日(1月29日)までの株価推移は思いのほか堅調であり、やや拍子抜けした感がある。2019年になってから1…