ぎょうけんの投資ブログ

主に株式市場に関して思いついたことを記入しています

今年(2019年)の株式相場を予想してみた

 日本のみならず世界中において、昨年の12月はかなり株価が下落し、今年の株価推移は厳しいものになりそうな感じがしていた。しかしながら、本日(1月29日)までの株価推移は思いのほか堅調であり、やや拍子抜けした感がある。2019年になってから1か月が経過しそうなので、そろそろ株価の予想は難しいものであるが、今年1年間の株価推移がどうなるかをとりあえず予想してみたい。

 今のところ株価は昨年12月末の安値からかなり上昇しており、12月初めからの下落の半分程度回復した状態になっている。ただ、株価が回復に貢献しているのは、12月に大幅に売られた銘柄の買戻しが主体であり、さらなる株価上昇を牽引するような銘柄は見当たらない。そのことを示すのが、年初来高値を更新している銘柄が非常に少ないことである。また、年初来高値を更新している銘柄の多くがREIT関連となっている。REITは、基本的に値上がり益(キャピタルゲイン)目的ではなく、配当利回りインカムゲイン)目的のものなので、こうした銘柄が年初来高値を更新している状況は、株価がさらに上昇していくことを期待されていないことを示しているとみる。

 それでは、株価はここから反落していくのかというと、そうなるとはまだ言い切れない部分がある。というのも、今月になって、アメリカのFRBが昨年までの金融引き締め(年4回の利上げの実施)から、株価の動向次第では金融緩和もありうるとの姿勢を見せていることである。金融緩和を始めるということについては、景気後退を示唆するものとして株価にマイナスの影響があるという考え方もあるが、少なくとも短期的には株価を下支えするものとして機能するのではと思っている。

 以上のことから、今年いっぱいはどっちつかずで株価はほぼ横ばい圏で推移するのではと考えている。よって、今年の年末の日経平均は2万円前後に落ち着くのではと考えている。