ぎょうけんの投資ブログ

主に株式市場に関して思いついたことを記入しています

ビットコインなどの暗号資産の急落について思うこと

 昨日のアメリカ時間での取引において、ビットコインなどの暗号資産の価格がほぼすべて急落(CMC Crypto 200 indexという指数があるがこれが1日で20%近く急落)した。

 経済番組(モーニングサテライト)の解説では、急落の原因はセルシウスネットワークという暗号資産の運用会社が口座への入金や口座からの出金を一時停止したことが原因と思われるという話だっだ。

 確かに昨日だけの値動きはその通りだと思うが、暗号資産の価格は昨年の11月から右肩下がりになっている。この半年の間の一方的な値下がりは、他にも理由があることを示しており、いろいろ調べてみると最大の原因と思うのはFRBの金融引き締めの姿勢であると感じている。

 一方で、今のインフレの状態では、金融引き締めはさらに厳しくなると思われるので、こうした状況では、なんらかの悪材料(今回は暗号資産運用会社の口座一時停止)が出てしまうと、資産家は一番値上がりの見込めない資産(もしくは一番値下がりしそうな資産)を真っ先に売る。その資産が現時点ではビットコインなどの暗号資産だということで、昨日のような急落になったのだろうと考えている。

 このような状況では、FRBが金融引き締めの姿勢を変更しない限りすなわちインフレが収まらない限り、暗号資産は値下がりを続けるのではと思う。

 あるネット上の記事では暗号資産は次世代の「金」と同じ役割をするもので、インフレに強いという話が書かれていたが、どうやら業者による提灯記事だったようだ。こうした情報は怪しいと思い、私は暗号資産には手を出していないが、こうした記事はネット上には多くあるので、これらに惑わされないようにするには、自力での勉強や反対意見にも触れるなどの対策が必要だろうと思う。