ぎょうけんの投資ブログ

主に株式市場に関して思いついたことを記入しています

アマゾンの今後について

 アメリカのアマゾンについて、昨年の秋ごろにニューヨークに第二本社を建設するという報道があった。しかし、まだ3カ月しか経過していないにもかかわらず、地元の反対により撤回することになったというニュースが発表された。

 この第二本社の建設にあたっては、誘致自治体からかなりの優遇策を提示されたようで、これに対する反発があったようだ。また、建設による需要を見込んで不動産の賃料が値上がりし、中間所得層が生活できなくなる恐れもあったようだ。

 これまではアマゾンは商品を低価格で販売するのに加えて、配送も充実しているので、一般的な人々には好感をもたれていた。しかしながら、巨大な企業になったことにより、今回のような問題が報道されるようになり、一般的な人々からは嫌悪される企業になっているようだ。

 このことは、企業にとって今後の経営に重大な問題になると私は考えている。また、アマゾンもそのように判断したので、わずか3カ月での第二本社建設白紙撤回をいう決断をしたのだと思う。

 アマゾンが時価総額1兆ドル越えを達成したのは、わずか数カ月まえだが、後になって見れば、時価総額1兆ドル越えが企業としてのピークを示すものだったとなってしまうような気がする。