アメリカ国債の長短金利差の逆転について
先週のFOMC終了してから、米国債の10年物と5年物の金利差がほとんどなくなり、今週になってからはついに5年物のほうが10年物よりも金利が高くなって(3月23日時点で5年物が2.4%、10年物が2.38%)しまった。
このように米国債で長短金利差が発生すると、これまでのデータでは6カ月から1年でリセッション(景気後退)になるそうだ。どうやら、債券市場の投資家は今のFRBや米国政府の対応ではリセッションになると考えているようだ。
他方で、米国株式はFOMCが終了してからはかなり堅調に上昇している。
どちらをみれば良いのか迷うところだが、これまでの経験則では債券市場のほうが正しい可能性のほうが高いようなので、ここ数日の米国株高には慎重になったほうがよさそうだ。