ぎょうけんの投資ブログ

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マンチン・ショックになるのか

 今日の日本株は大きく下落した。特にTOPIXは2%以上下落した。個人で集められる情報を確認した限りでは、原因はアメリカのマンチン上院議員が約2兆ドルの予算案について賛成できないと表明したことが明らかになったことではと思っている。

 この議員の地元の産業は主に石炭関係の産業のようだ。そうなると、このような予算案に賛成してしまうと、確かに地元に顔向けできないだろう。

 この予算案の支出先は多くが気候変動やSDGs関係という話なので、それらに関係ない産業には恩恵がないだけでなく、現在インフレが進行している中で巨額の予算が支出されるとなるとインフレが加速してしまう恐れがある。恩恵が得られない地域にとってはダブルパンチとなり、マンチン上院議員が反対するのは当然だと考える。

 気候変動やSDGsや2兆円の巨額予算は、アメリカの北東部の民主党のエリート層が考えたものであり、地方のことはあまり考慮にいれていないと感じていたが、どうやらこの懸念は当たっていたようだ。

 ネットで集めた情報を確認する限り、2兆円の予算をこのまま可決させるのはかなり難しいようなので、この予算を当てにして株価が上昇してきた気候変動関連銘柄などは今後はかなり売り込まれると予想する。これらの銘柄の急落がもしかしたらアメリカ株式市場全体に波及し、全面安になってしまうかもしれない。そうなれば、「マンチン・ショック」となって13年前のようなことになってしまうかもしれない。