ぎょうけんの投資ブログ

主に株式市場に関して思いついたことを記入しています

日本政府の財政を立て直すには

 今回のコロナ騒動で日本政府はかなりの財政支出を行うことになった。このことで、日本政府の借金すなわち国債の残高はさらに積みあがる状況になっている。この状況を改善するにはどうすればよいのかよいのだろうか。

 単純に考えれば、増税を行うか支出(特に社会保障関連費用)を削減するといった財政健全化策が一番手っ取り早い方法に思えてくる。しかしながら、30年前のバブル崩壊以降、消費税は増税され、さらに社会保険料の負担は増加し、薬価は引き下げられたにもかかわらず財政は改善するどころか悪化してしまった。原因は、やはり中間層以下に対する相次ぐ負担増加により、デフレになってしまい国の収入が想定通りに増加しなかったことにあると思う。

 さらに、今後は自然災害や感染症対策などにこれまで以上の財政支出が必要になってくることを踏まえると、これまでの財政健全化策では財政は悪化する一方になると思われる。そこで、考え方を変え、インフレの状態になるようにすることで、対GDP比での国債残高比率を減少させていくという方向に舵を切る必要があると考える。具体的にいえば、消費税が導入されてからデフレになったことを踏まえ、まずは消費税を減税(例えば10%から5%へ)する必要があると考える。